水処理プラントの
設計、建設、改造

Design, Construction, and Modification of
Water Treatment Plants

私たちにできること

お客様の排水を調査して、状況にあった最適な水処理プラントの設計、製造、導入、アフターフォローまで一貫でサポートいたします

  • 広大な敷地を
    必要としない
    コンパクトな設計
  • 技術者が不要で
    基本的な運用が
    自動運転で可能
  • シンプルな構成で
    維持管理が用意
  • ランニングコスト
    が安価で
    環境負荷が低い

以上を基本コンセプトとしながら、お客様の要望に沿ったものを作ることを心がけております。既存の設備に何かしら問題を抱えている場合は、問題解決のための改造も可能です。導入後は性能確認を実施し、設備引き渡し後も必要であればアフターフォローもお任せください。

1. バイオアルシー 微生物処理プラント

究極の微生物処理システム

多様な有機物を分解する能力を
持ったバイオアルシー

好気性および嫌気性微生物を用いて、さまざまな難分解性の有機物を分解することができます。

対応する排水の例

食品製造排水、機械加工排水、水溶性切削油、ダイカスト金型の離型剤、自動車塗装排水、化粧品製造排水 など

余剰汚泥の発生が少ない

好気性及嫌気性生物が難分解性の有機物を分解するため、従来の活性汚泥処理に比べ余剰汚泥の発生を大幅に削減します。汚泥の削減により、脱水コストの削減や廃棄物処分費用の削減に貢献が可能です。

省スペースで簡素な設計、メンテナンスが容易

シンプルな設計で省スペースを実現しており、メンテナンスも容易です。使用する設備も最小限(撹拌機、ブロワー、ポンプのみ)です。

BIOALSiと一般的なプロセスの比較

運転 スラッジ 化学薬品 廃棄物
バイオアルシー 自動運転 発生しない 使用しない 発生量が少ない
他のプロセス 手動 発生量が多い 消費量が多い 発生量が多い

バイオアルシー

運転
自動運転
スラッジ
発生しない
化学薬品
使用しない
廃棄物
発生量が少ない

他のプロセス

運転
手動
スラッジ
発生量が多い
化学薬品
消費量が多い
廃棄物
発生量が多い

BIOALSiプロセスは、無人の自動運転が可能で、スラッジが発生せず、化学薬品を使用せず、廃棄物の発生量も少ない(1:5の比率)といった特長を持っています。一方、他の物理化学的プロセスは手動操作が必要で、スラッジや化学薬品の消費量が多く、廃棄物も多くなります。

具体例とコスト比較

例1 自動車製造会社の水溶性切削油廃液

導入前
社内で焼却処理するための年間コストが6,000万円
導入後
BIOALSiを用いた処理で、コストが2,000万円に削減され、導入前の1/3のコストに

例2 自動車製造会社の離型剤廃棄物

導入前
年間4,800トンのスラッジが発生し、処理費用が年間8,000万円
導入後
スラッジ量が1/100に減少し、廃棄処理コストが1/7に削減され、スラッジ処理費用が1,142万円に

処理の流れ

導入フロー例

  • 冷凍食品会社

    直径16m、高さ6.5m
    排水量:1500m3/日(冷凍食品製造排水)

    排水 SS(処理水)
    BOD 2,000mg/L 20mg/L以下
    SS(浮遊物質) 200mg/L 50mg/L以下
    n-Hex(油分) 150mg/L 1mg/L以下
  • 飲料水製造会社

    直径10m、高さ6.5m
    排水量:400m3/日

    排水 SS(処理水)
    BOD 900mg/L 20mg/L以下
    COD 600mg/L 20mg/L以下
    SS(浮遊物質) 250mg/L 70mg/L以下
    n-Hex(油分) 100mg/L 10mg/L以下
  • 自動車会社

    直径10m、高さ6.5m
    排水量:300m3/日(塗装排水)

    排水 SS(処理水)
    BOD 700mg/L 20mg/L以下
    COD 2,000mg/L 50mg/L以下
    SS(浮遊物質) 100mg/L 10mg/L以下
    n-Hex(油分) 100mg/L 5mg/L以下
  • 化粧品製造会社

    直径4m、高さ6m
    排水量:40m3/日(化粧品製造排水)

    排水 SS(処理水)
    BOD 800mg/L 20mg/L以下
    SS(浮遊物質) 500mg/L 50mg/L以下
    n-Hex(油分) 300mg/L 5mg/L以下

2. スクリュープレス脱水機

高効率で連続自動運転が可能な脱水機

特徴と仕組み

特徴
高い脱水効率・洗浄水がほとんど不要・低騒音・耐久性が高い・メンテナンスコストを節約可能・連続自動運転が可能
仕組み
テーパースクリューによってスラッジが圧縮され、フィルター(パンチングメタル)を通して水分(濾液)が絞り出される仕組みが下の図で示されています。
スラッジは圧縮され、最終的に「脱水ケーキ」として排出されます(含水率82~85%)

導入フロー例

下の図には、スクリュープレス脱水機のシステム全体のフローが示されています。
主要な部分としては以下のものが含まれます。

  • ポリマー自動溶解装置(カチオンおよびアニオンポリマー)
  • スラッジポンプ(スラッジをスクリュープレスに供給)
  • 洗浄ノズルと自動バルブ
  • 濾液ピット(水分を分離して集める)
  • 脱水ケーキ(スラッジを圧縮して残った固体部分)

使用用途

例1
余剰活性汚泥の処理
主に食品工場、自動車・機械工場、工業団地、下水処理場などで使用
例2
加圧浮上装置からの浮遊スカムの処理
水産加工工場や自動車・機械工場で利用
例3
廃棄物処理
主に下水処理場での利用

3. 加圧浮上装置

高効率で連続自動運転が可能な脱水機

加圧浮上装置は、主に水より比重の軽い固形分の分離に用いられます。油脂や微細な固形物、藻類などの浮遊物質を効率的に除去するために用いられます。

特徴

従来のシックナー(沈殿槽)に比べ水面積負荷が低いため、設備がコンパクトです。沈殿槽は比重の重い向き凝集剤等を使って固形分を沈降分離するのに対し、加圧浮上装置は微細な泡を使用して固形分を浮上分離します。比較的比重の軽い油分や微細な固形分の除去に適しています。
※弊社独自の凝集剤「アルシーフロックN100シリーズ」の使用で従来の無機凝集剤に比べ比重の軽いフロックを生成する事ができます。

沈殿槽 加圧浮上装置
分離方法 固形分を沈降させて分離 固形分を浮上させて分離
凝集剤の使用量
(使用の場合)
比重を重くするため
多量の無機凝集剤が必要
凝集剤が少量で可
必要スペース 大きなスペースが必要 沈殿槽と比較し省スペース
使用電力 少ない 沈殿槽と比較し若干多い
適した排水 比重の重い固形分を含んだ排水 比重の軽い固形分を含んだ排水

仕組み

  1. 排水の一部を圧力タンク内で加圧し、空気を飽和溶解させる
  2. 加圧水を浮上槽内の原水と混合する
  3. 急激な圧力低下により、水中に溶け込んでいた空気が過飽和状態となり、微細な気泡となって析出する
  4. 微細な気泡が排水中の浮遊物質に付着し、フロックを形成して水面へと浮上させる
  5. 浮上したフロックは、スカムスキマーなどによって系外へ排出する

導入フロー例

下の図には、加圧浮上装置のシステム全体のフローが示されています。
主要な部分としては以下のものが含まれます。

  • 凝集反応槽(凝集剤およびアニオン性ポリマーを注入し、処理原水を凝集)
  • 加圧タンク(空気を加圧水に溶解し、浮上分離を促進)
  • 加圧浮上槽(微細な気泡を使って浮上スカムを分離)
  • スカム回収装置(浮上したスカムを掻き出し処理)
  • スラッジピット(浮上槽底部に沈降した汚泥を一時貯留)
  • 処理水出口(分離された清澄水を排出)

使用用途

例1
油分の除去
自動車・機械工場や化粧品工場、食品工場等で利用
例2
凝集処理後の固形分(フロック)の分離
自動車・機械工場や化粧品工場、食品工場等で利用
例3
微生物処理の前処理(懸濁物質、油分の除去)
主に食品工場での利用

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